台北を代表する名門ホテル、グランドホテル台北。滞在中の一つの楽しみがレストランでの食事です。
本記事では、実際に足を運んで体験したホテル内の他のレストランをご紹介。
宿泊を考えている方や宿泊予定の方はぜひ参考にしてください。
グランドホテル台北とは


グランドホテル台北は、1952年に蒋介石夫人・宋美齢の提案で建てられた台湾屈指の歴史あるホテルです。
宮殿様式の壮麗な外観と朱色の柱が印象的で、台北のランドマークとしても知られます。丘の上に位置し、街を一望できる絶好のロケーションも魅力です。
グランドホテル台北の魅力についてはこちらの記事をご覧ください↓
レストランの特長
グランドホテル台北は建物が宮殿様式なので、1Fに併設されたレストランはその内装を踏襲したものが多いです。
ロビーと同じ本館1Fにある「松鶴レストラン」・「圓苑レストラン」・「ガーデンカフェ」は近しい内装になっています。
また別館にある金龍レストランや地下のバーは内装も少し異なります。
ここから先はそれぞれのレストランの特長を紹介していきたいと思います。
1. 必ず訪れたい「金龍レストラン」

グランドホテル台北の別館にある金龍レストランは、宮殿風の壮麗なインテリアが魅力。
龍を模したシャンデリアが天井を飾り、窓際からは台北101や松山空港の飛行機まで見渡せます。
伝統的な広東点心や海鮮料理が味わえ、日本からの旅行者にはまずこのレストランをお進めしたいです。
窓側の席がおすすめ

金龍レストランを訪れるなら、先述したように台北市街や松山空港の眺望を楽しめる窓際席がおすすめです。
ただし人気が高く、当日では満席のことも少なくありません。確実に席を確保するためにも、事前予約をしておくのが安心です。
グランドホテル台北は日本語ができるスタッフが常駐していると思われ、日本語の公式サイト(?)のフッターに記載しているメールアドレスに日本語で予約メールを送り、うまく予約できました。
日本語表記がある

金龍レストランのメニューには日本語表記があり、初めて訪れる日本人でも安心して注文できます。
料理名や説明がわかりやすく記載されているため、広東料理に詳しくなくても自分の好みに合った一品を選びやすいのも魅力です。
注文したメニュー
ここからは私が注文したメニューを紹介します。
青菜炒めの貝柱入りあんかけ

前菜として頼んだものです。ほんとは「季節の野菜のあんかけ」を注文したかったのですが、『今日はない』と言われたので、こちらを注文。
青菜もおいしかったのですが、あんに貝柱のダシが染み込んでいてめちゃ美味しかったです!
前菜として野菜のあんかけ系は一つ頼んでも良いかもしれません。
カラスミ海鮮チャーハン

食べかけの写真ですが…、これもおいしかったです。金龍レストランに行かれる方は主食として注文して間違いないと思います!
全体の味付けが濃すぎずそれぞれ素材の味がちゃんとして、どんどんスプーンが進む感じ。
ちなみに取り分ける際は平皿ではなく、小さな茶碗みたいなのによそうのが正解と思われます(平皿だとレンゲで食べにくい…)
アワビの焼売

アワビが上に乗った焼売。メニューの表記に惹かれて注文しましたが、食べた感想は「まあこんな感じか」といったものでした。
貝柱入り海鮮餃子

蒸した海鮮餃子の上に貝柱が乗ったもの。ビジュアルで期待しすぎたのか、食べたら「まあこんなものか」といった感じでした。
先述したアワビの焼売とどちらかだけでもよかったかなとちょっと思いました。
セロリとエビの腸粉

米の生地でセロリとエビを巻いて蒸したものです。点心の変化球として注文しましたが、これもアリでした。
マンゴープリン

食後のデザートに頼みましたが、これも美味しかったです!
口に入れたときはほんのりとした味わいでしたが、あとからマンゴーの風味が追いかけてきて二段階で味がする感じでした。
窓際の席とメニューと料理の美味しさも含め、グランドホテル台北のレストランにご興味のある方は、まず金龍レストランはおすすめめしたいです!
2. ビュッフェ形式の「松鶴レストラン」


グランドホテル台北の「松鶴レストラン」は、ロビー横のオープンな空間に位置し、開放感のある入り口が印象的。
私は朝食ビュッフェの会場として訪れましたが、内部は赤や金を基調とした宮殿様式のインテリアが広がり、豊富な料理と宮廷のような空間で、朝から贅沢な時間を過ごせるのが魅力です。

朝食、ランチ、アフタヌーンティー、ディナー、すべてビュッフェ形式で、アフタヌーンティーは行列待ちができるほど人気でした。
朝食ビュッフェは、洋食、台湾料理、日本料理などさまざまな料理が楽しめますが、台湾料理が特に美味しかったです。
グランドホテル台北の朝食ビュッフェについてはこちらの記事をご覧ください↓
3. 江浙料理と北方風点心「圓苑レストラン」

グランドホテル台北1階ロビー右奥に位置する「圓苑レストラン」は、本格的な江浙料理(上海近郊)や北方風の点心が楽しめる中国料理レストランです。
私は入り口を見ただけで中には入っていませんが、上品で落ち着いた雰囲気は先述した「松鶴レストラン」と近しいものを感じます。
またメニューをざっと確認しましたが、海鮮や肉、野菜、キノコなどを使った日本人にはやや馴染みの薄い本格的な高級中華といった印象でした。
メニューも非常に多くどれを食べるか迷うほどで、金龍レストランの食事を味わったあと、さらに本格的な中華を味わいたい方におすすめです。
4. ロビー横のカフェ「ガーデンカフェ」


グランドホテル台北1階にある「ガーデンカフェ」は、ロビーと庭園への開放感な空間が魅力のカフェで、入り口は先述した朝食ビュッフェの会場である「松鶴レストラン」の向かい側。
併設のベーカリーではパンが揃い、軽めの朝食やちょっとしたティータイムにもぴったり。
ホテル滞在の合間に気軽に立ち寄れる便利さと、ホテルならではの落ち着いた雰囲気が魅力です。
5. お肉を食べるなら「グランドステーキ」

グランドホテル台北の「グランドステーキ」は、上質な海外産牛肉に加え、日本の高級和牛まで味わえる本格ステーキハウス。
入り口とメニューしか見ていませんが、どちらかというと現地の人(台湾人)向けなのかなと。
日本から訪れた旅行者にとっては、あえて台北で和牛を食べる必然性は少ないかもしれません。
とはいえ、現地の雰囲気の中で美味しい肉を食べたい人にはおすすめだと思います。
6. モダンな内装「覓到by吧沐(地下のバー)」


グランドホテル台北の地下にひっそりと佇むバー「覓到 by 吧沐」は、上質でモダンな内装が魅力。
白とグレーを基調にした内装と間接照明が織りなす空間は、これまでの宮殿様式のレストランとは異なった雰囲気を楽しめます。
地元台湾産の紹興酒や台湾ウイスキーを使ったオリジナルカクテルは、旅先での一杯にぴったり。
私は20時に予約して行きましたが、その後どんどん席が埋まり満席に。
こちらのバーに行きたい方は、先述の金龍レストランと同様に、日本語でメールするなど事前予約したほうが良いかもしれません。
7. 別館の小さなカフェ 「第一夫人珈琲」

最後はグランドホテル台北の別館にある「第一夫人珈琲」。
このホテルに併設された日本のコンビニ、ファミリーマートの向かいにあります。
コンビニに行くついでに覗くのですがいつも混んでいて結局一度も入らず。
ただ、サンドウィッチやピザに加え、デザート的なスペシャルティコーヒーや厳選されたティーなどが充実しており、午後のゆっくりとした時間を楽しむのに最適かもしれません。
よくある疑問
レストランだけの利用はできる?
私は宿泊したうえでレストランを利用しましたが、外部からレストランだけの利用もできると思います。
こちらの記事でも記述しましたが、グランドホテル台北はMRT(地下鉄)の駅から頻繁にシャトルバスが走っていて、人の出入りがすごいです。
ホテルの外観と内装だけを見に来ているだけの人もいると思われるので、レストランだけの利用も可能だと思います。
ちなみに、宿泊者がレストランを利用すると10%割引がありました。
予約は当日でも大丈夫?
レストランによりけり、またはタイミング次第だと思います。
私の場合は、地下のバーは当日のチェックイン後、チェインクインカウンター横のコンシェルジュ(日本語対応可能でした)に予約をお願いし、当時の20時に予約ができました。
ただ金龍レストランは、休日のランチで窓際の席だったこともあり、一週間ほど前に日本語の公式サイト(?)のフッター部分に書いてあるメールアドレスに、日本語でメールしました。
グランドホテル台北で特別な食体験を
グランドホテル台北では、格式ある空間で味わう本格中華から、洗練されたモダンバー、気軽に立ち寄れるカフェまで、多彩な食体験が揃っています。
歴史と伝統が息づく館内で、旅のひとときをさらに豊かに彩ってくれる特別な食の時間を、ぜひ満喫してください。
私のおすすめは金龍レストランと覓到by吧沐(地下のバー)です!
グランドホテル台北の魅力についてはこちらの記事をご覧ください↓
コメント