初めてのヘルシンキ旅行記!観光・グルメに実際の費用も公開

ヘルシンキ観光 travel

北欧フィンランドの首都・ヘルシンキは、洗練されたデザインと自然が調和する、落ち着いた魅力あふれる街です。

この記事では2025年7月、はじめてのヘルシンキ旅行で、実際に訪れた観光スポットやグルメ・かかった費用などをリアルな体験とともにご紹介します。

旅行前に知っておくと便利な情報もまとめたので、これからヘルシンキを訪れる予定の方は参考にしてみてください。

実際に感じたヘルシンキの魅力と注意点

まずは実際にヘルシンキに行って感じた魅力と注意点をご紹介します。

とにかく見どころ満載

ビーチを模したエリアも
船を見ながらととのえるアッラス・シー・プール

ヘルシンキは定番の観光名所に加え、レストランやカフェ、雑貨店など街歩きの楽しさが詰まった場所です。

ヘルシンキ大聖堂やテンペリアウキオ教会といった有名スポットを巡るだけでなく、街中に点在する北欧デザインのショップや居心地のいいカフェにも立ち寄りたくなり、つい時間が足りなく感じてしまうほど。

見どころが多いため、事前に訪れたい場所をリストアップしておくのがおすすめです。

街がコンパクトで効率よく回れる

美しい港町のヘルシンキ
「バルト海の乙女像」の横を走るトラム

ヘルシンキは街の中心部に観光スポットがギュッと集まっており、徒歩や公共交通機関を使って効率よく回れるのが魅力です。

市内はコンパクトにまとまっているため移動のストレスが少なく、限られた日程でも充実した観光が楽しめました。

さらに、メトロやトラム、バスが整備されており、主要なエリアへのアクセスもスムーズ。

公共交通機関が乗り放題になる「デイチケット」を活用すれば乗り換えも簡単で、移動に悩むことはほとんどありません。

時間を有効に使いたい方にぴったりの都市です。

観光客でもキャッシュレス決済

キャッシュレス決済
自動販売機も完全キャッシュレス決済

ヘルシンキを訪れて驚いたのは、ほとんどの場所でキャッシュレス決済が主流だったことです。

カフェやレストランはもちろん、マーケットや公共交通機関でもクレジットカードやスマホ決済が当たり前に使われており、現金を使う場面はほとんどありませんでした。

観光客でも気軽にキャッシュレスで過ごせる一方、現金しか使えないお店を探す方が難しいほどでした。

日本やアジアエリアの旅行のように、現金を持ち歩く必要がない分、身軽に観光が楽しめる点も大きな魅力です。

カモメが多いので注意

元老院広場のカモメ
元老院広場の階段にいたカモメ。近っ!!

ヘルシンキの港エリアや元老院広場周辺では、カモメの多さに驚かされました。

特に屋根のない屋外で食事をしていると、食べ物を狙って急降下してくることもあるので注意。

外で軽食をとる際は、カモメの動きに注意しながら食べるようにしましょう。

心に残った観光スポット7選

つづいては、私が実際に訪れた中で特に心に残った観光スポットを7つ紹介します。

1. テンペリアウキオ教会

テンペリアウキオ教会
岩と光の入り方が特徴的なテンペリアウキオ教会

テンペリアウキオ教会は、ヘルシンキで最も印象に残った観光スポットのひとつです。

岩の教会と呼ばれているとおり岩肌が見え、屋内なのに外部にいるような不思議な空間でした。

また、円盤のような天井と岩壁のすき間から自然光が差し込む様子はまさに幻想的で、中心地から少し歩きますが必見の観光スポットです。

週末はイベントの関係で見学時間が変更になることもあるようなので、平日の午前中か午後に行くのがおすすめです。

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2. ヘルシンキ中央図書館(Oodi)

ヘルシンキ中央図書館の外観
波打つ外観が特徴的なヘルシンキ中央図書館
ヘルシンキ中央図書館の内部
ヘルシンキ中央図書館の3F

ヘルシンキ中央図書館(通称:Oodi)も印象に残った観光スポットのひとつです。

外観も印象的ですが、それ以上に内部が素晴らしかったです。特に自然光がたっぷり入る3Fは、雲のように白くて波打った天井の下、自宅のリビングのようにくつろげる空間が広がっています。

ヘルシンキ中央駅から徒歩数分と好アクセスなのも魅力的です。

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3. アッラス・シー・プール

アラッス・シー・プール
バルト海に浮かぶアッラス・シー・プール

サウナ発祥の地であるフィンランドで公共サウナを体験するなら、アッラス・シー・プールがおすすめです。

バルト海に面したロケーションにあり、海水プールとサウナ、温水プールが整備されていて、季節を問わず地元の人々に人気。

港の前という特別なロケーションと外気に包まれながら海水プールに飛び込む体験は、心も身体もリフレッシュされる忘れがたい思い出になります。

またレストランも併設されてますが、少々割高なのですぐ近くのオールドマーケットでサーモンスープを食べるのもありだと思います。

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4. マリメッコ本社

マリメッコ本社のアウトレット
マリメッコ本社のアウトレット
マリメッコ本社の社員食堂でランチ
社員食堂でランチも食べられる

北欧デザイン好きにはたまらないスポットが、ヘルシンキ郊外にあるマリメッコ本社です。

アウトレットストアと社員食堂が併設されており、人気のテキスタイルやアイテムをお得に購入できます。

また、実際に社員が利用するカフェテリアでランチを楽しめるという特別な体験もできます。

中心部からは少し離れていますが、訪れる価値は十分にある場所です。

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マリメッコ本社については、こちらの記事で詳しく紹介しています↓

5. フィンランド国立図書館

フィンランド国立図書館
内部の空間に心を奪われる

穴場スポットとして実際訪問してよかったのが、このフィンランド国立図書館です。

外観も魅力的ですが内部に足を踏み入れるとさらに圧巻。

白く並んだ柱や天井画に囲まれた閲覧室は、まるでヨーロッパの宮殿のような雰囲気で、荘厳な空気が漂います。

観光客でも自由に入館でき、読書や写真撮影も可能。ヘルシンキ大聖堂のすぐ裏手に位置しており、観光ルートに組み込みやすい立地も魅力のひとつです。

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6. イッタラ&アラビアデザインセンター

イッタラ製品
気になるアイテムが日本より安く手に入るかも

イッタラ&アラビアデザインセンターは、フィンランドを代表するデザインブランドの魅力を存分に体感できるスポットでした。

ヘルシンキ中心部からバスで約30分程の場所にあり、イッタラやアラビアの歴史や製品に触れられる展示エリアと、豊富なアイテムが揃うアウトレットショップが併設されています。

イッタラやアラビアの正規品やムーミンマグをはじめ、普段日本では手が出ないアイテムが安く手に入ることも。

マリメッコの本社と同様、自分用のお土産探しの場所として最高のスポットでした。

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7. カンピ礼拝堂

カンピ礼拝堂
街中に突然現れるカンピ礼拝堂

心に残った観光スポットの最後はカンピ礼拝堂。

ヘルシンキ中心部にありながら、別世界のような静けさに包まれた場所でした。

ショッピングモールのすぐそばという立地に驚きつつ、中に入ると木の温もりに満ちた柔らかな空間が広がります。

他の観光客の方がベンチに寝転がりくつろいでいたので、私をマネをしてみました。

緩い曲線を描いた天井とそのすき間から漏れる光を、ただ寝ながらぼ~と眺めていただけなのですが、自然と呼吸が深くなり思いがけず心が整う時間になりました。

宗教を超えて誰でも受け入れてくれるようなやさしさのある場所で、印象に残っています。

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ヘルシンキを効率的に回るモデルコースについてはこちらの記事をご覧ください↓

おすすめ現地グルメ&カフェ5選

つづいては、実際に行ってよかったレストランや、行きたかったけど行けなかったおすすめのカフェを紹介します。

1. オールドマーケットのサーモンスープ

SOUP + MOREのサーモンスープ

ヘルシンキを訪れたらぜひ味わってほしいのが、オールドマーケットホールのサーモンスープです。

オールドマーケットには複数の飲食店がありましたが、私が食べたのが「SOUP + MORE」。

市場の一角にあるローカル食堂で提供されるスープは、サーモンの脂とミルクの風味が溶け合ったうまみと、ゴロゴロと入ったサーモンや野菜が食べごたえ抜群。

食べ放題のパンと味変のためのバジルも美味しく、ランチとしておすすめです!

2. カッペリのランチ

カッペリの美しい内装
カッペリの美しい店内

ヘルシンキ中心部のエスプラナーディ公園沿いに佇む老舗レストラン「カッペリ」は、雰囲気・味ともに大満足のランチスポットでした。

大きなガラス窓から自然光が差し込む開放的な空間で、窓の先に見えるのはエスプラナーディ公園の緑。まずこの景色が素晴らしいです。

私はサーモンスープのランチをいただきましたが、パンとコーヒーはもちろん、スープも食べ放題!

地元の人々にも愛されている場所で、エスプラナーディ公園近くの観光の合間のランチにぴったりな一軒です。

3. ラヴィントラかもめの定食

ラヴィントラかもめの定食
現地のサーモンを使った定食

映画『かもめ食堂』の舞台として知られる「ラヴィントラかもめ」は、日本人旅行者にとって特別な一軒です。

店内は白と水色を基調とした映画の雰囲気をそのままに、どこか懐かしさを感じさせます。

私は定食スタイルのランチをいただきましたが、サーモンや味噌汁など、日本の味を北欧の食材で丁寧に再現しており、旅先でほっとする味わいでした。

現地食で胃が疲れたときに、食べなれたもので胃を元気にしてくれる場所です。

4. カフェ エンゲル

カフェ エンゲル」は、ヘルシンキ大聖堂と元老院広場が目の前に広がる絶好のロケーションにあり、観光の合間のひと休みにぴったりのカフェです。

カフェメニューはもちろん、グランベリーソースのミートボールとトナカイのシチューが美味しいらしく、レストランとしての利用も魅力的。

私は今回の旅行では時間が合わず断念したものの、次回は必ず訪れたい場所の一つ。

大聖堂が見える窓際の席が絶対的におすすめだそうです。

5. エクベリ

旅程でどうしても訪れたかったのが、ヘルシンキ最古の老舗カフェ「エクベリ」です。

1852年創業の伝統と格式を誇るこのカフェでは、自家製パンやケーキ、朝食ビュッフェも楽しめ、ヘルシンキのカフェを楽しむには最高の場所。

しかしこちらも今回の旅では時間が合わず訪問を断念。次回のヘルシンキ旅行では、ここで必ずお茶をします!

実際に泊まったホテルとおすすめホテル

ここからは、私が実際に泊まったホテルと、宿泊を検討したホテルを紹介します。

スカンディック・グランド・セントラル・ヘルシンキ・ホテル

ホテルの部屋
部屋の内装がおしゃれ

ヘルシンキ観光の拠点として私が宿泊したのが、「スカンディック・グランド・セントラル・ヘルシンキ・ホテル」です。

ヘルシンキ中央駅に隣接し、空港や市内各地へのアクセスが抜群。

歴史的な駅舎を活用した建物は、クラシックな雰囲気と北欧デザインが融合したおしゃれな内装が魅力です。

ホテルの朝食ビュッフェ
食べ物の種類が豊富な朝食ビュッフェ

客室は快適で、朝食ビュッフェも評判。値段はそれなりにしますが、観光にもビジネスにも便利な立地で、サウナが併設されているのも魅力。

ホテルのサウナ
ホテルの地下にはサウナも併設

チェックインから夕食までの間、サウナで汗を流してスッキリすることができました。

ホテルの詳細を見る ⇒

アパートメントホテルもおすすめ

物価の高い北欧旅行で、自炊で旅費の節約を考えている人にはアパートメントホテルもおすすめです。

私が検討し、おすすめしたいのは「Noli」というのブランドのホテル。

ヘルシンキの中心地には2件あるようですが、どちらも部屋の中にキッチンが付いています。

チェックイン・アウトはタブレットで無人で、ホテルにサウナやランドリーもあり値段や口コミも上々。カップルや女性の2人旅におすすめだと思いますよ。

立地はそれぞれ下記のように特徴はあります。

▼中心地から少し離れるがマリメッコ本社に行きやすい
Noli Studios Sörnäinen(ノリ スタジオ ソルナイネン)

▼バルト海に浮かぶサウナアッラス・シー・プールに行きやすい
Noli Studios Katajanokka(ノリ スタジオ カタヤノッカ)

実際にかかった旅行費用

予算イメージ

ここからは、今回の旅行で実際かかった費用をご紹介します。

ヘルシンキに滞在した4泊6日の、それぞれ具体的な金額を紹介します。

航空券代

航空券代はスバリ189,440円かかりました。

航空会社はフィンエアーで東京―ヘルシンキの直行でした。

7月上旬のスケジュールで75日前に予約。比較的安くついた方だと思います。

宿泊費(ホテル代)

宿泊費(ホテル代)は、ずばり4泊で58,781円でした。二人で泊まったので一人当たりという計算です。

1泊あたり14,695円の計算になるので、一泊3万円くらいの部屋を4泊したというイメージになります。

観光代(入館料・食費・交通費・他)

観光代は、ずばり4日間で39,888円でした。

ここには、施設の入館料やランチやディナーの食費、トラムなどの交通費やキオスクなどでちょっとした買い物の代金も含まれています。

「ホテル代」と後述する「お土産代」以外にかかった費用をすべて含んだもののイメージ。

1日あたり、ざっくり1万円かかった計算になりますね。

お土産代

ずばり、9,775円でした。

ただ女性だと、マリメッコのアウトレットなどでもっと使うと思います…。

合計の費用

今回私が4日間のヘルシンキ滞在でかかった費用の合計は297,884円でした。

航空券代:189,440円
ホテル代:58,781円
観光代 :39,888円
お土産代:9,775円
―――――――――――
合計:297,884円

これからヘルシンキ旅行に行かれる方は参考にしてみてください。

また、北欧旅行の大まかな予算の立て方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。具体的な計算方法も紹介しているので参考までにどうぞ↓

持って行ってよかったもの3選

最後に、夏のヘルシンキ旅行に実際に持って行って良かったものを紹介します。

紹介するのは下記3つ。それぞれ詳しく見ていきたいと思います。

・折りたためる上着
・マイボトル
・サングラス

折りたためる上着

携帯用の上着
携帯用上着が活躍しました

私が実際旅行に行ったのは7月上旬の夏ですが、それでも日が陰ったり風が吹くと涼しさを感じることがありました。

そんな時役立ったのが、折りたためる上着です。

薄手のカーディガンや、ユニクロのポケッタブルパーカーのようなものを持って行くと重宝すると思います。

サングラス

サングラス

夏のヘルシンキ旅行で特に重宝したアイテムのひとつがサングラスです。

北欧は緯度が高いため、夏は日照時間が非常に長く(22時でも日が落ちない!)、朝から晩まで明るい日差しが降り注ぎます。

日本の夏でいうと16~17特頃のような日が傾いた状態が続き、街歩きや観光中も日差しが目に入りやすいです。

サングラスがあれば、紫外線による目のダメージや眩しさを防ぎながら快適に過ごせます。

色付きのサングラスはちょっと…という方は透明のサングラスという選択もあります。

おすすめは「バイエヌ スナップグラス プラス」。紫外線を99%カットし、普段はブルーライトカットのためのPC用のメガネとしても使用可能。

とにかく軽量で疲れないのと、金具を使わない特殊な製法なので手入れも不要。また度付きのものもあるので、目の悪い方が使えるのも秀逸です。

バイエヌ スナップグラス プラス 3,900円~
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マイボトル

ウォーターボトル

アジアエリアの海外旅行では考えられませんが、ヘルシンキの水道水は飲めるんです!

軟水で口当たりも柔らかく美味しい。お腹を下すこともありませんでした。

そのため、キオスクなので水を買わず、マイボトルに水を入れて持ち歩くと便利です。

私が持っていたのは、無駄のないデザインが美しくカラバリも豊富なKINTOのウォーターボトル

サイズは300ml、500ml、950mlと3タイプありますが、私は一番小さい300mlを持っていきました。

KINTO ウォーターボトル 300ml 1,350円~
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500ml 1,540円~
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ヘルシンキ旅行はこんな人におすすめ

ヘルシンキのトラム
美しいヘルシンキの街を入るトラム

この記事では、私が実際に訪れた観光スポットやグルメ、実際にかかった費用などを紹介してきました。

ヘルシンキ旅行は、マリメッコやイッタラなど北欧デザインに興味がある人や建築に興味がある人、洗練された街並みの中でゆったりとした時間を過ごしたい人にぴったりの旅先です。

観光地はコンパクトにまとまり他のヨーロッパに比べ治安も良いので、北欧初心者や女子旅、一人旅でも安心して過ごせると思います。

ヘルシンキ旅行を計画されている方は、ぜひ前向きに検討してみてください。

ヘルシンキを効率的に回るモデルコースについては、こちらの記事をご覧ください↓

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