一人暮らしを始める際、寝具選びは重要なポイントです。多くの人はベッドや布団を選ぶことを考えますが、実はマットレスだけで生活するのがおすすめです。
省スペースで部屋を広く使えるだけでなく、引っ越しや掃除も楽々。さらに、快適な寝心地を確保しながらコストパフォーマンスも高いのが魅力です。
本記事では、一人暮らしにベッドや布団を選ばず、マットレスを活用するメリットについて詳しく解説します。
一人暮らしにベッドがいらない理由

まずは一人暮らしにベッドがいらない理由について見ていきたいと思います。
大きな理由は下記3つ。
1. 初期費用が高い
2. とにかく場所をとる
3. 設置と処分が大変
それぞれ詳しく見ていきたいと思います。
1. 初期費用が高い
一人暮らしにベッドが不要な理由の一つは、初期費用が高い点です。ベッドはフレームだけでなくマットレスも必要とするため数万円は必要です。
代わりに布団や折りたたみ式マットレスを使用すれば、低コストで収納も容易。一人暮らしの限られた予算や空間を有効に活用するためには、ベッドを省く選択肢が合理的です。
2. とにかく場所をとる

一人暮らしでベッドがいらない最大の理由は、部屋の限られたスペースを大きく占有してしまう点です。
特にワンルームや1Kのような小さな部屋ではベッドを置くだけで部屋が狭くなります。また、ベッドの設置場所を中心にレイアウトが固定されたり生活動線が悪化するため、家具の配置や部屋の使い方が制限されがちです。
一方、後述する布団やマットレスであれば、使わないときは立てかけたり収納したりできるため、空間を効率的に活用できます。これが一人暮らしにベッドが不要な大きな理由です。
3. 設置と処分が大変
一人暮らしでベッドがおすすめできない理由は、設置と処分が大変であることです。ベッドは大型家具のため購入後の組み立てに手間がかかり、部屋への搬入も困難な場合があります。
また、引っ越し時や買い替え時には解体や運搬が必要で、これに費用や時間がかかる点もデメリットです。さらに、処分する際には粗大ごみとしての手続きや追加料金が発生することが多く、負担となります。
布団もおすすめできない理由

一人暮らしにベッドがおすすめできない理由をお伝えしてきましたが、ここからは布団もおすすめできない理由について見ていきたいと思います。
大きな理由は下記3つ。
1. 寝心地がよくない
2. たたむのが面倒
3. カビ対策が必要
それぞれ詳しく見ていきたいと思います。
1. 寝心地がよくない

一人暮らしで布団がおすすめできない理由の一つは、寝心地がよくない場合があることです。
敷布団は床に直接敷くため床の硬さを感じやすく、長時間の睡眠で体に負担がかかることがあります。
とくに安価な布団や薄いもので、腰や背中が痛くなりやすく睡眠が妨げられることがあります。
2. たたむのが面倒
一人暮らしで布団をお勧めできない理由として、布団を毎日たたむ手間が挙げられます。
限られたスペースを有効活用するためには、布団をたたんで収納する必要がありますが、これが日々の面倒な作業となることがあります。
特に忙しい朝や疲れている夜には、布団を整える時間や労力が負担に感じられることが多いです。
「たたまなければいい」という考えもありますが、その場合は後述するカビ対策が必要になってきます。
3. カビ対策が必要
一人暮らしで布団をおすすめできない理由として、カビ対策が必要である点が挙げられます。
布団は湿気を吸いやすく、特にフローリングの上に直接敷いた場合、通気性が悪いため湿気がこもりやすくなります。
この状態を放置すると、カビやダニが発生しやすくなり、健康被害や布団の劣化につながる可能性があります。
定期的に布団を干したり、除湿マットを使用したりするなどの対策が必要ですが、これらの作業は手間がかかり、一人暮らしの忙しい生活には負担となることがあります。
折りたたみマットレスがおすすめ理由

これまで一人暮らしにはベッドと布団はおすすめできない理由をお伝えしてきました。
ここからは、一人暮らしにはベッドでも布団でもなく折りたたみマットレスがおすすめ理由を伝えていきたいと思います。それは下記の2つ。
・ベッドのように場所を取らない
・布団より寝心地が良い
詳しく見ていきたいと思います。
ベッドのように場所をとらない

一人暮らしに折りたたみマットレスがおすすめの理由は、ベッドとは異なり場所をとらない点です。
先述したようにベッドは常にスペースを占有し、部屋が狭い場合は圧迫感を与えることがあります。
一方、折りたたみマットレスは使用後に簡単にたたんで収納できるため、部屋を広く使うことが可能です。
布団より寝心地がよい

一人暮らしに折りたたみマットレスがおすすめのもう一つの理由は、布団と比較して寝心地が良い点です。
布団は床の硬さが直接伝わりやすく寝心地が悪いと感じることがある一方、折りたたみマットレスは適度な厚みとクッション性を備えているため身体への負担を軽減し、快適な睡眠をサポートしてくれます。
また、体圧分散に優れたモデルも多く、肩や腰にかかる負担を和らげるため、疲れが取れやすい点も魅力です。
ベッドのように寝心地が良く、必要なときだけ広げて寝具として使い、使わないときはコンパクトにしまえて限られたスペースを有効活用できる。
折りたたみマットレスは、ベッドの快適性と布団の利便性を両立できる理想的な寝具の一つと言えます。
おすすめの折りたたみマットレス

それではここからはおすすめの折りたたみマットレスを紹介していきたいと思います。紹介したいのは下記の2つ。詳しく見ていきたいと思います。
・ニトリ しっかり支えるボリュームマットレス
・アイリスオーヤマ 三つ折り エアリーマットレス
・西川 スタンダードモデル エアー01
ニトリ 「しっかり支えるボリュームマットレス」

おすすめの折りたたみマットレスの1つ目は、ニトリの『しっかり支えるボリュームマットレス』です。
ニトリの『しっかり支えるボリュームマットレス』は、厚さ10cmのボリューム感で身体をしっかり支えるだけでなく、波形加工を施しているので体圧分散に優れ、ベッドフレームがなくても使いやすい設計になっています。
3つ折りにできる省スペース設計で収納も簡単。また2025年1月現在価格も5,990円+送料と、ニトリならではの価格!
商品ページのレビューも上々で、とりあえずの敷布団を買うくらいなら、こちらのマットレスを試してみる価値がありそうです。
おすすめポイント
・厚さ10cmのボリューム
・波形加工で身体の負担を軽減(体圧分散)
・5,990円と安価
・レビューも上々
5,990円+送料
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アイリスオーヤマ 「三つ折り エアリーマットレス」

おすすめの折りたたみマットレス2つ目は、アイリスオーヤマの「三つ折り エアリーマットレス」です。
エアロキューブと呼ばれる高密度のチューブ状繊維を使った三次元のスプリング構造で、体への負担を分散し理想的な寝姿勢をサポート。
通気性にも優れた構造のため寝具に湿気がこもりにくく、カバーを外して丸洗いもできるようです!
軽量で三つ折り仕様のため、収納や持ち運びが簡単にできるのも魅力です。
おすすめポイント
・チューブを使った三次元のスプリング構造
・体の負担を軽減させる耐圧分散性
・通気性にも優れている
・丸洗いできる
・厚さ9cm
29,999円~
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また、固めのマットレスが苦手な人のために、上部をウレタンにした二層構造になったマットレスもあるようです。価格も23,000円弱と先ほどのものよりお求めやすくなっているので、気になる方はチェックしてみてください。
22,980円~
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西川 「スタンダードモデル エアー01」

おすすめの折りたたみマットレスの3つ目は、西川のスタンダートモデル『エアー01』。私が5年ほど前に購入し、その快適性から現在2代目を使用しているマットレスでもあります。
メジャーリーガーの大谷翔平選手のプロモーションで既に認知している方もいるかと思いますが、大谷選手が使用しているのは、おそらく最上位モデル。
今回ご紹介するのはそのスタンダートモデル『エアー01』で、価格はシングルサイズで5万円前後。硬さの違うベーシックタイプとハードタイプから選べるようになっています。

一番の特徴はその寝心地です。先述したニトリのマットレスと同様に波形構造で体圧分散を促す仕様になっているのですが、作り込みが違います。
体圧分散を行う波形部分と全身を支えるベースの部分があるのですが、波形部分は途中で別素材を使いクッション性と通気性を向上させる凝りよう。
また、一定間隔で開けられたX型の通気孔で湿気や汗を拡散し、睡眠中の接触面の不快感を軽減してくれます。
おすすめポイント
・トップアスリートも使用するブランド力
・すぐれた波形構造とそのクッション性
・快適な通気性による不快感の軽減
・筆者も6年使用(2代目を使用中)
マットレスと合わせて買いたい
フローリングに直接マットレスを敷くと、通気性が悪くなり、湿気がこもりやすくなります。特に寝ている間の汗や室内の湿気がマットレスの下にたまり、カビの原因になります。そのためすのこを敷いたりして通気性を確保することが必要です。ここからはマットレスのカビ対策におすすめのアイテムを紹介します。
ニトリ シングル 丸めてしまえる桐すのこベッド

「ニトリ シングル 丸めてしまえる桐すのこベッド」は、フローリングに直接マットレスを敷く際のカビ対策に最適なアイテムです。
桐素材は湿気を吸収しやすく、通気性に優れているため、マットレスの下に空気の流れを作り、カビやダニの発生を防ぎます。また、使わないときは丸めてコンパクトに収納できるため、一人暮らしや省スペースの部屋にもぴったりです。
6,990円+送料
楽天で商品の詳細を見る⇒
快適な一人暮らしのコツは、少しずつ買い足すこと
快適な一人暮らしを送るためのコツの一つは、必要なものを少しずつ買い足していくことです。
一人暮らしを始める際、すべてを一度に揃えようとすると、予算が膨らむだけでなく本当に必要かどうか見極められず無駄な買い物をしてしまう可能性があります。
まずは最低限必要な家具や家電を揃えて生活をスタートさせ、その後、生活の中で必要性を感じたものを順次購入していくことで無駄を省き、限られたスペースを有効活用できます。
寝具においては、いきなりベッドを買わずに、まずは折りたたみマットレスを買って様子をみてはいかがでしょうか。
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