台湾旅行で外せない観光スポットのひとつが、台北最大級の夜市「士林(シーリン)夜市」です。
地元民にも観光客にも愛されるこの夜市では、本場の屋台グルメが手軽に味わえます。
この記事では、実際に訪れて体験したグルメの魅力をレビュー形式でご紹介します。
士林(シーリン)夜市とは
台北最大の夜市
士林(シーリン)夜市は台北市内で最も規模が大きい夜市。
屋台グルメが豊富で、胡椒餅や大鶏排(フライドチキン)などの食べ歩きが楽しめます。
さらに、射的やレトロゲームなど昭和感ある娯楽も充実し、食と遊びの両方を満喫できるスポットです。
地元民・観光客問わず人気

士林(シーリン)夜市は、地元の人と観光客どちらからも高い人気を誇る夜市です。
活気ある雰囲気の中、台湾グルメをはじめとする多彩な屋台料理やレトロなゲーム、ショッピングが楽しめます。
日本でいうと夏祭りのような雰囲気が台北で体感でき、家族連れやカップル、一人旅でも満喫できるスポットです。
士林夜市の基本情報
続いて士林夜市の基本情報です。
アクセス
士林夜市は、アクセスが非常に便利なのも人気の理由の一つです。
最寄りは台北MRの「剣潭(けんたん)駅」で、北側の出口を出てすぐ。

球体の変わった建物を左手に進めば大きな横断歩道があり、そこを渡れば夜市エリアです。
私が到着した際は、後述する大鶏排(フライドチキン)の行列がすでにできていました。
営業時間と混雑する時間

士林夜市は、だいたい夕方の17時頃から屋台や店舗が営業を開始し、本格的に賑わい出すのは18〜20時頃でしょうか。
19時以降は地元客・観光客でひしめき合うと考えられるため、午後17〜18時台にはお目当ての屋台グルメを食べておいた方が良いかもしれません。
士林夜市の屋台グルメ実食レビュー
ここからは、私が実食したものも含めた士林夜市の屋台グルメの実食レビューを紹介します。
胡椒餅(こしょうもち) 「老張焼餅」

士林夜市で後を引くほど美味しかったのは、この胡椒餅と後述する焼き小籠包でした。
私が食べたのは、最寄り駅の横断歩道を渡ってすぐのジャンボフライドチキンの店を横目に直進すると、この胡椒餅のお店「老張焼餅」にたどり着きます。
すでに数人(10人未満)並んでいましたが5分もせず順番になりました。

焼きたてを提供してくれているので、熱々で美味しいものを食べることができます。
実食した感想はもちもちの生地の中にミンチ肉と野菜、そして胡椒がしっかり効いています。
夜市グルメの前半に食べたのですが胃がホクホクして食欲が湧いてくるのを感じ、めちゃめちゃ美味かったです!
注文方法

上の写真にもあるように、注文台の側面には日本語が書いてある商品写真があるため、私はその写真を撮って、スマホで指差しで注文。
胡椒餅だけを食べましたが、今から写真を見返すと、向かって右下の「ごま」も美味しそうですね。
近々、士林夜市に行く予定の方はぜひ食べてみて下さい!多分美味しいです。
大鶏排(フライドチキン)
士林夜市の屋台グルメで必ず名前が挙がるのがこの大鶏排。
鶏肉を大きく開いて叩きのばし、香辛料で味付けして揚げた、顔くらい大きいサイズのフライドチキンです。
一番有名なお店が「豪大大鶏排」のようですが、士林夜市の最寄り駅「剣潭駅」から、横断歩道を渡ったところで行列ができていたのは「家郷碳烤香鶏排」でした。
外観などの写真を撮り忘れましたが、行列ができているので分かると思います。
私はあまりの大きさにこれだけでおなか一杯になりそうだったので、いったんスルーしました。
他の口コミでもありますが、揚げるのに時間がかかる反面、話のネタになるし、何より美味しいらしいので、複数人で行かれる方はチャレンジしてみても良いかもしれません。
焼き小籠包 「鍾家上海生煎包」

先述したように、胡椒餅と同様、士林夜市で後を引くほど美味しかったのがこの焼き小籠包。
ミシュランの星を受賞したお店「鍾家上海生煎包」で食べました。
士林夜市のメイン通りからは少し外れたところにありますが、行く価値は十分あると思います。

小籠包を蒸し焼きにしているところを見ているだけで美味しそうですよね。
到着した際には10人前後の行列ができていました。
胡椒餅と同様、出来立てを提供してくれます。
蒸し焼きにするのにやや時間がかかり10分程待ちましたが、タイミングが良ければすぐに購入することができると思います。
注文方法

味は「鮮肉包(肉まん)」と「高麗菜包(キャベツまん)」の2つで、1個が18TWD(約90円)。安い!
テーブルに指差しで注文できるメニューがあるので、指差しで個数を言えば問題なしです。
私は鮮肉包(肉まん)を2つ頼みましたが、夜市グルメは野菜が不足しがちなので、高麗菜包(キャベツまん)も頼めばよかったなと思います。
味は抜群です!生地も中身も雑味がなくペロッと食べられるので、男性なら肉まん2にキャベツまん1、もしくは2個づつ頼んでも良いかもしれません。
グリルエリンギ

士林夜市のグルメで有名なグリルエリンギ。
日本ではあまり見ない丸々と太ったエリンギを丸焼きにして、食べやすいサイズにカットしたものです。

食べるかどうか迷いましたが、値段が120TWD(約600円)と以外に高かったことと、量が多くて後半味に飽きそうだったので私はスルーしました。
とはいえ複数人で行かれる方は食べてみても良いかもしれません。
フライドミルク 「炸鮮奶阿姨」

続いてはミルクを固めたものを揚げたフライドミルク。珍しかったので食べました。一串30TWD(約150円)。
先述したジャンボフライドチキンと胡椒餅の間にあったお店「炸鮮奶阿姨」で購入し食べました。
注文方法

メニューは一つしかないので、注文方法はいたって簡単。食べたい本数を伝えるだけでOK。
夜市の屋台グルメはしょっぱいものが多いので、こういった甘いものを間に挟むのもありかなと思いました。
複数店舗があるようなので、しょっぱい系の屋台グルメを食べた後などにぜひ。
士林夜市を快適に楽しむコツ

様々な屋台グルメやレトロゲームが楽しめる士林夜市。
ここからは士林夜市を快適に楽しむコツをお伝えします。
早めの時間帯を狙って混雑回避

士林夜市を快適に楽しむには、混雑のピーク前である夕方早めの時間帯を狙うのがおすすめです。
多くの屋台は16~17時頃に営業を開始し、人気店には18~20時にかけて長い行列ができます。
混雑や待ち時間が苦手な人は、平日や開店直後の17時頃に訪れると、人混みを避けながらスムーズに食べ歩きや買い物を楽しめます。
実際は私も一軒目の屋台を17時30分頃に訪れ、18時30分には最後の屋台の実食を終えました。
多少並びましたが大きなストレスは感じませんでした。
5月末に訪問したのですが19時前から徐々に暗さを感じるようになり、人もどんどん増えてきたように記憶しています。
暗くなると治安の面でも不安があるため17時台の前半には到着し、ストレスなく夜市の雰囲気を楽しみましょう。
行列屋台はおいしいサイン!
士林夜市では、どこで何を食べるか迷ったときこそ「行列のある屋台」を狙うべきです。
たとえば、名物のジャンボフランドチキンや胡椒餅などは、常に人だかりができている人気店。
長い列は味の確かさを物語っており、地元民や観光客から支持されている証拠です。
並ぶ手間はありますが、先述したように極力早い時間に行くことで待ち時間も少なく、おいしいグルメに出会える確率もアップ。
士林夜市の味覚を堪能したいなら、行列店は見逃せません。
会計は現金&防犯対策を

士林夜市を快適に楽しむには、現金の用意と防犯対策をしっかりすべきです。
屋台の多くは現金のみ対応のため、あらかじめ現地通貨の小額紙幣を用意しておくとスムーズです。
また、夜市は19〜20時頃にかけて混雑がピークを迎え、スリや置き引きのリスクも高まります。
財布やスマホなどの管理には十分気を付け、パスポートや高額紙幣・カードなどは夜市ではまず使わないので、ホテルのセキュリティボックスなどで管理。
最低限の現地通貨と交通系ICカードだけを持っていくほうが無難です。
士林夜市近くのおすすめホテル
ここまで、士林夜市の魅力を紹介していきました。ここからは士林夜市の観光におすすめのホテルを紹介します。
私が実態に宿泊しおすすめしたいのは、圧倒的な外観で存在感を放つグランドホテル台北です。
まるで台湾の宮殿

グランドホテル台北は、その壮麗な外観と便利な立地で注目を集める名門ホテルです。
中国宮殿を思わせる赤い柱と金の瓦が特徴的で、遠くからでもひと目でわかる圧倒的な存在感を放ちます。

外観だけでなく、館内も宮殿様式の伝統美を中心とした内装で、海外旅行ならではの非日常を味わえます。
週末は最寄り駅にシャトルバス
士林夜市の最寄り駅である台北MRの「剣潭(けんたん)駅」ですが、週末はグランドホテル台北から剣潭駅までシャトルバスが運行。
時間を合わせれば行きも帰りも、夜市とホテルをノンストレスで移動できます。
値段はそれなりにしますが、先述した圧倒的な外観や内装だけでなく、特別な料理が楽しめるレストランやバー、屋外プールなども楽しめます。
台北の観光だけでなくホテルの滞在も楽しみたい方にはおすすめのホテルです。
グランドホテル台北の魅力についてはこちらの記事をご覧ください↓
まとめ
士林夜市は地元グルメを堪能できる人気観光スポットです。
この記事では実際に訪れて味わった名物料理や賑やかな雰囲気、楽しみ方を詳しくレポートしました。
初めて訪れる方にも参考になる内容となっていますので、ぜひ訪問の際の参考にしてください。
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