海外旅行に出かける際、「財布をどう持つか」は意外と重要なポイントです。
すべてを1つにまとめて持ち歩くのは、盗難や紛失のリスクを高める原因にもなります。
この記事では、「財布を分けて持つ」ことで得られる防犯性と利便性について解説します。
海外旅行の際、財布や貴重品の持ち方に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
海外旅行で財布を分けるメリット

まずは海外旅行で財布を分けるメリットを解説します。メリットは下記2点。詳しく見ていきたいと思います。
・盗難や紛失時のリスク軽減
・利便性の向上
盗難や紛失時のリスク軽減
海外旅行では財布を分けて持ち歩くことで、盗難や紛失時のリスクを大幅に軽減できます。
一つの財布にすべての現金やカードを入れていると、それを失った瞬間に経済的な手段を全て失ってしまう恐れがあります。
しかし、財布を複数に分けておけば、万が一の被害を最小限に抑えられます。
利便性の向上
海外旅行で財布を分けると、使用シーンごとに使い分けができ利便性が高まります。
観光や食事・ショッピングと、ホテルのチェックインは必要な金額や支払い手段が異なるため、用途別に財布を分けると管理がしやすくなります。
たとえば、外出用の財布には少額の現金とクレジットカードを入れ、もう一つの財布には大きな金額や重要なカードを保管しておけば、財布の使用シーンによってスムーズかつ安全に行動できます。
このように財布を分けることで、シーンに応じた使い分けができ、旅行中の利便性が向上します。
海外旅行で財布を分けるときのポイント

続いては、海外旅行で財布を分けるときのポイントを解説していきたいと思います。
ポイントは下記3つ。詳しく見ていきたいと思います。
・財布はメインとサブに分ける
・貴重品はメイン財布で一括管理
・街中の支払はサブ財布で対応
財布はメインとサブに分ける
海外旅行では財布をメインとサブの2つに分けることが重要です。
先述したように、1つの財布にすべてを入れておくと、紛失時にすべてを失う可能性があるからです。
また、3つ以上になると管理が煩雑になるため2つで管理するのが理想です。
貴重品はメイン財布で一括管理
海外旅行では、メインの財布にパスポートや高額紙幣、クレジットカードなどの貴重品をまとめて管理するのが効果的です。
こうすることで重要なものの所在が明確になり、紛失や盗難のリスクを把握しやすくなります。
特にチェーンなどでバッグやベルトなどに付けることで、紛失や盗難のリスクをさらに下げることができます。
もう一方の財布は少額の現金などにとどめ、外出時のリスクを最小限に抑えるのがポイントです。
街中の支払はサブ財布で対応
海外旅行では、街中での支払いをサブの財布に限定することで安全性と利便性が向上します。
観光や買い物では、少額の現金と必要最低限のカードだけを入れたサブ財布を使用しましょう。
こうすることで、万が一盗難や紛失に遭っても被害を最小限に抑えることができ、安心して外出を楽しむことができます。
海外旅行では財布の中身を分けて持つことも考えましょう。
海外旅行のメイン財布の中身

海外旅行の財布はメインとサブを分けて持つことがおすすめであるとお伝えしました。
ここからは、まずメイン財布に入れておくべき中身について紹介します。メインの財布に入れるべきものは下記の4つ。詳しく見ていきたいと思います。
・カード
・高額紙幣(日本円・外貨)
・航空券
・パスポート
カード
海外旅行で財布を分けて持つ際、メインの財布にはクレジットカードや空港ラウンジなどで使うプライオリティパスなどの使用頻度の低いカードを入れておきましょう。
特にアジア旅行では、街中でクレジットカードを使う頻度はそれほど高くないでしょうし、欧米エリアの旅行でも、街中でタッチ決済をするカードとは別のカードをメインの財布に入れておくと安心です。
高額の紙幣(日本円・外貨)
海外旅行では、メインの財布に高額紙幣、サブの財布に小額紙幣を入れて使い分けるのが効果的です。
高額紙幣は必要な場面以外で出さないようにし、街中の支払いはサブ財布の小額紙幣で対応することで防犯性が高まります。
航空券
海外旅行で財布を分けて持つ際、メインの財布には航空券(またはeチケットの控え)を入れておくと安心です。
移動中に紛失しないよう、財布に入れて管理することで安全性も高まります。
万が一に備え、航空券のコピーやデジタルデータも別途保管しておくとさらに安心です。
パスポート
パスポートは身分証明や出入国に必須なため、常に携帯しておく必要があります。
そのため、海外旅行で財布を分けて持つ際、メインの財布にパスポートと航空券が一緒に入るものを選ぶと非常に合理的です。
これらを一緒に管理できるものを選ぶと、空港でのチェックインや出入国審査時に一緒に取り出せるため、とにかくスムーズに手続きを進められます。
パスポート・航空券に加え、クレジットカード・紙幣などをまとめて収納できるものにパスポートウォレットがあります。
パスポートウォレットで海外旅行の貴重品を一括管理し、チェーンやストラップでつなげるのが私のおすすめの旅行スタイルです。
私が海外旅行の際に使っているパスポートウォレットについてはこちらをご覧ください。
海外旅行のサブ財布の中身

つづいて、街中で使うサブ財布の中身について解説していきます。
メイン財布は防犯性を重視したのに対し、サブ財布はやや利便性を重視します。
サブ財布に入れるべき中身は下記3つ。詳しく見ていきたいと思います。
・小額紙幣(現地通貨)
・現地のプリペイドカード
・硬貨
小額紙幣(現地通貨)
海外旅行では、メインの財布に高額紙幣を入れるのに対し、サブの財布には現地通貨の小額紙幣を入れておくのが賢明です。
街中での買い物や屋台、交通機関の利用などでは小額紙幣が重宝され、スムーズに支払いができます。
また、大きな金額を人前で出すリスクも避けられ、防犯面でも安心です。
現地のプリペイドカード
海外旅行では、メインの財布にクレジットカードを入れ、街中で使うサブの財布には現地のプリペイドカードを入れておくのがおすすめです。
クレジットカードは高額決済やホテルでの支払いに便利ですが、日常の買い物にはプリペイドカードが安全かつ手軽です。
特に、台湾の『悠遊カード(EASY CARD)』や香港の『オクトパスカード』などをサブ財布にいれておくなどアジアにおいてこのスタイルは非常に有効で、万が一紛失しても被害が限定され、チャージ式なので使いすぎも防げます。
用途に応じて財布の中身を使い分けることで、より安心でスマートな旅が実現しましょう。
硬貨
海外旅行では、街中で使うサブ財布に現地の硬貨を入れておくと非常に便利です。
自動販売機やバス、屋台やお手洗いなど、小額決済が多い場面では硬貨が重宝されます。
スムーズな支払いができるうえ、高額紙幣を出す必要がないため、防犯面でも安心。
サブ財布に硬貨を常備しておくことは、旅行中のストレスを軽減する有効な対策のひとつです。
おすすめのメイン財布
それではここからは、海外旅行の貴重品を一括管理するのにおすすめにメイン財布を紹介したいと思います。
メイン財布のおすすめは下記2つ。それぞれ詳しく見ていきましょう。
・セキュリティポーチ
・パスポートウォレット
防犯重視なら セキュリティポーチ
厳密には財布ではありませんが、海外旅行のメイン財布としてセキュリティポーチは有効です。
セキュリティポーチは、パスポートや現金、カード類を体に密着して持ち運べるため、スリや盗難対策に効果的です。衣類の下に装着すれば目立たず、安全性が高まります。
一方で、取り出しにくさや蒸れやすさがデメリットであり、頻繁に出し入れする場面では不便に感じることもあります。
それでも、防犯性を重視する海外旅行では心強いアイテムです。
おすすめのセキュリティポーチを見る
とにかくうすくて軽い 1,000円~
楽天市場で見る⇒
高機能でコンパクト 1,699円~
Amazonで見る⇒
利便性重視なら パスポートウォレット


パスポートウォレットは、パスポートをはじめ航空券、クレジットカード、現金などを一括で管理できる便利なアイテムです。
旅行中の持ち物を整理しやすく、出入国審査やチェックイン時にもスムーズに対応でき、セキュリティポーチのように蒸れに対する不快感がありません。
デメリットとしてはサイズが大きめなものも多く、紛失のリスクがありますが、極力コンパクトなもの選び、チェーンやストラップでバッグに固定することで紛失のリスクや防犯性も高まります。
私は、海外旅行の際にいつもパスポートウォレットを使用しています。
私が使用しているパスポートウォレットについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
おすすめのサブ財布
つづいて街中で使うためのサブ財布におすすめのアイテムを紹介します。
おすすめは下記2つ。それぞれ詳しく見ていきましょう。
・無印良品 トラベルウォレット
・マネークリップ
欧米への旅行なら 無印良品のトラベルウォレット


海外旅行中の街歩きには、無印良品の「ポリエステルトラベル用ウォレット」がおすすめです。
見た目は決してよくないですが、軽量でコンパクトながら、紙幣・コイン・カードをしっかり収納でき、必要最低限ものをスマートに持ち歩けます。
チェーンやストラップがつけられる設計でスリ対策にも有効。海外旅行のことを考えた実用性が高い財布で、カード決済が多い欧米への旅行に最適です。
アジア旅行なら マネークリップ

海外旅行中の街歩きには、カードと紙幣を一緒に挟める「マネークリップ」もおすすめです。
スリムでかさばらず、ズボンの前ポケットにも収まりやすいため、持ち運びが非常に快適です。
最低限の現金とカードだけを携帯できるため盗難リスクも軽減されますし、小銭はあえて財布に入れずポケットに直接入れることで、支払いもスムーズ。
軽快に行動したい旅行中には、シンプルかつ実用的な選択肢として重宝します。
私は初めての海外旅行の際、街中でつどつど財布を出すのが面倒になり、次の旅行からサブ財布をマネークリップを変えました。
すると街中の支払いがとにかく快適で、それ以来ずっとこのスタイルで、小額紙幣の支払いが多いアジア旅行には特におすすめです。
むかし映画でみて、ちょっと憧れていたマネークリップ。実用性の部分で日本では使いづらいですが、アジア旅行を計画中の方は、ぜひ一度検討してみてください!
シンプルでおすすめのマネークリップはこちら
2,090円~
Amazonで見る⇒
海外旅行の財布は分けて持とう
海外旅行中の財布は「分ける」ことで、防犯性と快適性を両立できることをお伝えしてきました。
メインの財布は貴重品を一括管理し、街歩き用には必要最低限の現金とカードを入れて持ち歩くこと。
メイン財布はチェーンやストラップでつなぎ防犯性を高め、サブ財布は最低限のものを取り出しやすくすることで快適性が高まります。
旅行エリアやシーンで財布を使い分け、安全でストレスの少ない旅行を実現してみてください。
コメント